歩行補助用杖

手掌にフィットする握り部、地床面を常に捉える「石突き部」

手掌の形状にフィットする「握り部」と支柱の「ジョイント部」を補足して握りこめるようにするとともに、 地床面を常に捉えられる「石突き部」を開発しました(特願2006-353526、特願2008-81823)

「握り部」と「ジョイント部」の改善

従来の杖と比較しながら、安全。安心・快適な杖を目指して「握り部」と「ジョイント部」を改善しました。

安全に体重を支えることができ、安心して体重を預けられる安定した握りが可能で、快適に使える杖の握り部を 目指すには、上肢の骨格の構造や筋の反射機構を含めて考える必要があります。また、形状のみならず、使用者 の手掌の大きさや身長・腕の長さに対応することが理想です。
体重を杖の支柱の真上で支え、かつ、安全・安心・快適な杖を目指して、左のような握り部を考案しました。

握り部の拡大写真
  1. 面のエリアを広くしたこと、側面に丸みをもたせたことから、支えと握りの両機能がともに促進されました。
  2. 支えに効果的なエリアが広くなったことにより、手掌に痛みを感じることがなく長時間使用できるようになりました。
  3. 側面の丸みによって、大3〜5指の握りの効果が強められ、使用時の疲労感が軽減されました。
  4. 前方の球体と後部丘状により、握り部と手掌との前後のすべりが少なくなり、安心して体重を前方に預けられるように なりました。
手掌と「握り部」が、よりフィットするよう改良しました

「石突き部」の改善

石突き部にボールジョイント付のレベルフットを用いて、歩行床面との接触面積を大きく 維持できるようにしました。 レベルフットを用いて考案した杖では、支柱を前後左右におよそ20°傾斜させても、石突き部の全面で床面と接触が 可能となり、体重を掛けても滑り止めの効果が得られました。

石突き部の改善写真