吉澤教授の部屋

吉澤教授の研究成果

各種スポーツに関する研究

  1. テニス関連

    ・テニスストローク中に見られる筋放電休止について各種のスイング条件を設定して検討した結果、 腱器官をセンサーとする筋・腱の張力を反映したT-b抑制によることを明らかにしました。このス トローク中に見られる筋放電休止の時期から、効率の良いストロークが行われているかの評価に応用できます。

    ・テニス熟練者と初心者の筋作用機序を比較し、正確なストローク、力強いストロークの要因を 抽出した結果を、指導に応用できます。

  2. 水泳・カヌー関連

    ・水泳運動の習得・習熟過程について筋作用機序から明らかにし、反射の抑制と促進機構が運動の習熟に 関与していることを論じました。これらの結果は、水泳の効率の良い初心者指導に応用する事ができます。

    ・オリンピックメダリストの力泳中の筋作用機序を明らかにするとともに、力泳による加速、泳速の逓減の 要因を抽出し、筋電図バイオフィードバック・トレーニング法を用いてパフォーマンス向上に応用しました。

    ・カヌー競技で世界選手権出場選手の力走中の筋作用機序を明らかにするとともに、力漕による加速、 泳速の逓減の要因を抽出し、筋電図バイオフィードマップ・トレーニング法を用いてパフォーマンス向上に応用しました。

    筋電図からみた水泳パフォーマンスの向上

  3. ・プロ野球投手と大学野球部投手のピッチング動作について、筋作用機序を比較し、球速に関係する要因を抽出 しました。これらの結果は、投球指導に応用する事ができます。

    ・ソフトボールのスリング投法とウインドミル投法について、筋作用機序を比較し、球速ならびにコントロール に関係する要因を抽出しました。これらの結果は、ウインドミル投法の指導に応用する事ができます。

    ・小学生を対象とした遠投能力向上を目指した指導方法を適用した結果、早い段階で筋や腱の緊張を意識できる 「体感」を重視することが効果的だということが明らかになりました。これらの結果は、初心者の投球指導に応用 する事ができます。

歩行動作の筋作用機序に関する研究

  1. 乳児から高齢者にいたる平地歩行中の下肢筋の活動パターンの加齢的な変遷について検討した結果、 幼児は7歳ころから成人に類似したパターンとなり、一方、40代後半から高齢者パターンに類似する傾向 を示し始める事が明らかとなりました。これらの結果から、足・膝・股関節の協調についての加齢変遷を 把握することができ、後の転倒予防に関する研究に発展しました。

  2. 歩行環境(平地・階段・坂・凸凹・滑りなど)への対応を歩行動作ならびに下肢筋の活動パターンから 明らかにし、主働筋・協働筋・拮抗筋の生理学的な調整機構と官能検査による心理学的側面との関係について論じました。

筋作用機序からみた障害予防に関する研究

  1. スポーツ関連

    テニス・ストローク中の前腕の伸筋・屈筋群の筋活動から、肘の内・外側の腱に炎症が見られる“テニス肘”の 要因を明らかにし、ストローク方法による障害予防について言及しました。さらに、種々のテニスラケットの形状や 異なるガット・テンションのラケットを用いてのストローク中の筋活動から、用具による“テニス肘”の要因が明らか となりました。これらより、障害予防に配慮したプレイヤーの特性に応じたラケットの選択、指導法の両面から貢献 できました。

    野球ジュニア選手に見られる障害である投球肘について、投球中の肩帯・上腕・前腕筋群の筋活動から要因が明ら かとなりました。これらより、ジュニア選手の障害予防に配慮した指導法から貢献できます。

  2. 労働姿勢関連

    家庭での生活動作ならびに労働現場での作業動作・姿勢についての筋活動を記録・定量分析しました。
    その結果、@各作業の筋負担特性が明らかとなり、それぞれの作業環境の改善や作業者の進退特長に合わせた作業 ローテーションの決定に役立つA各作業における熟練者の技術特性が明らかとなり、作業技術の継承に活用できるなど、 労働災害・障害の予防をはじめ、作業の効率化による生産性の向上に貢献できます。

  3. 歩行関連

    日常生活で最も頻度の高い移動運動である、歩行動作の下肢筋活動分析の結果、歩行中の転倒事故に関連する 複雑な歩行動作のプログラムの一端が明らかとなりました。これらの結果は、歩行環境の基準策定はもとより、転倒 事故予防のためのトレーニング法への応用として貢献できます。

英語発音における顔面表情筋活動に関する研究

  1. 発音の習熟過程
  2. 学習方法の検討